狂犬病予防注射
狂犬病とは? 狂犬病ウイルスの感染によってひき起こされる致命率100%の感染症で、全ての哺乳動物に感染する病気です。 世界中で発生しており、主に犬からの感染で年間5万9千名(1日160名)が犠牲になっています。 我が国が狂犬病の発生がないと認めているのは、6の国と地域だけです。 長い潜伏期と多様な脳炎症状が特徴です。 ヒト狂犬病の原因の95%は犬の咬傷によると言われています。 | |||
ワクチン接種はヒトにもイヌにも有効であり、もし狂犬病のイヌに咬まれてもすぐに発症予防治療を受ければ発症を阻止できる場合があります。 狂犬病による経済的損失は、年間86億米ドル(約1兆円)といわれています。 法律によって、年1回の狂犬病ワクチン接種が全て(生後91日齢以上)の犬に義務付られています。 | |||
狂犬病予防注射はだれのため? | |||
狂犬病は、日本でも過去に幾度となく流行を繰り返していましたが、昭和25年に狂犬病予防法の制定を機に、昭和32年以降日本国内の犬を原因とした狂犬病の発生はみていません。狂犬病予防法では、いつ日本国内に狂犬病が入ってきても速やかに制圧できるよう、今行なうべき予防対策が決められています。
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犬に対する狂犬病予防接種は、狂犬病からあなたとあなたの愛犬を守るのはもちろんですが、イヌに対する集団ワクチン接種は、狂犬病の制圧をするために最も合理的で費用対効果の良い方法であるといわれています。つまり、あなたの愛犬に予防注射を受けさせることで日本の社会全体を狂犬病のリスクから守っているのです。 | |||
狂犬病について詳しくお知りになりたい方は、狂犬病臨床研究会ホームページ https://www.jrabies.org/を ご覧ください。 |
年に一度の予防接種は飼い主の義務です。
原因 | 狂犬病は狂犬病ウィルスによって引き起こされるヒトと動物の共通感染症で犬をはじめ、ほとんどの哺乳動物が感染する病気です。 | |
症状 | 感染すると脳や脊髄などの神経がおかされ、水を飲みたくても飲めない恐水発作、全身のけいれんなどをおこし、ヒトに感染し発症した場合、治療方法はなく死亡率100%の恐ろしい病気です。 | |
予防 | 狂犬病予防法により、91日齢以上の犬には年1回の狂犬予防注射が義務づけられています。ワクチンを接種することで、愛犬を狂犬病から守ることができます。 |
予防注射は、春に実施する集合注射会場(市町から飼主へ通知)
又は、本会会員の動物病院で受けられます。
又は、本会会員の動物病院で受けられます。